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AGA治療薬の有効度


AGAの発毛治療薬として効果が認められているミノキシジル(商品名:ロゲイン、リアップ)とフィナステリド(商品名:プロペシア)!!

日本皮膚科学会男性型脱毛症診療ガイドラインによると、ミノキシジルは男性(5%外用液)と女性(1%外用液)に、フィナステリドは男性のみに対し治療の第一選択薬として推奨度Aランク(強く勧められる)に位置付けられています。

ミノキシジル系発毛・育毛剤は、医師の処方箋なしで薬局等で購入できますが、フィナステリド系のものは、医療用医薬品ですので医師の処方箋が必要です。

男性型脱毛症に限定していえば、ミノキシジルとフィナステリドを同時に処方することでより高い効果が期待できるといわれていますので、専門治療病院で診察の上処方を受けた方がベストといえます。

       ◆ 男性型脱毛症の対処法(5段階評価)

男性型脱毛症の対処法(5段階評価)

※参照文献:日本皮膚科学会指針




医薬部外品・化粧品の、いわゆる一般の育毛・養毛剤の外用は、診療ガイドラインC1ランク群(考慮してもよいが、十分な根拠がない)に位置付けられていますが、医薬品との臨床比較で有為な改善効果が確認されているものがあります。

男性型脱毛症以外の抜け毛、薄毛などをターゲットに効能を表示し市販されている一般の養毛・育毛剤及び薬用シャンプーなども、十分に使用価値があると思われます。

商品は、高額なものから低廉のものまで幅がありますし、市場参考価格よりも低廉な価格設定の商品もあるようですが、自分自身のヘアのタイプに合ったものを選びたいものです。
※ 日本皮膚科学会男性型脱毛症診療ガイドライン


プロペシアの特徴と副作用


フィナステリドは、男性ホルモンによる脱毛作用をおさえることができる発毛治療薬として、 飲む脱毛抑止剤「プ ロペシア」の商品名で発売されています。

フィナステリドは抗アンドロゲン薬の1つで、当初前立腺肥大症の治療薬として米国で開発されましたが、投与していた前立腺肥大症の 患者に発毛兆候が表れたことで研究・開発されました。

アメリカ食品医薬品局 (FDA) は、男性型脱毛症に有効な薬として、このプロペシアとミノキシジル(商品名ロゲインRなど)の二つを認めています。

医師が診察して処方箋 病院で処方されるプロペシアは、医療用医薬品に分類される発毛(育毛)剤ですので、個人が購入するには当然のことながら医師の処方箋が必要になります。

医薬品プロペシアの特徴と副作用は是非知っておいてほしいものです。


≪プロペシアの主な特徴≫
・男性専用薬
・世界初の飲み薬タイプの育毛剤

≪プロペシアの主な副作用≫
プロペシアの副作用は少なく、国内臨床試験時では1 mg のプロペシアで胃部不快感、性欲減退などが 5% 程度認められましたが、 特に重篤な副作用は報告されていない とされています。しかし、萬有製薬は、2007年自社のプロペシア錠を飲むことによって、頻度不明ながら肝機能障害が起こり得ると 重大な副作用を追加しています。

≪その他の副作用≫
・勃起不全
・性欲減退
・性行為中の精子の減少
・排尿障害、頭痛、腹痛、下痢等が報告されています。
・女性、子供は服用できません。
・プロペシア又は本体に含まれている成分にアレルギーのある方も服用できません。
・妊産婦又は妊娠の可能性のある女性はプロペシアを服用できません。錠剤を割ったり砕くことも絶対に避けて下さい。 体内に吸収された場合、胎児の生殖器に異常を与える危険性があります。
※健康に不安のある方、又は、プロペシア服用中に気分が悪くなったり、上記のような症状が現れた場合は、医師に相談して下さい。

ミノキシジルの特徴と副作用


《ミノキシジルの特徴》

主成分がミノキシジル系の育毛剤(商品名:ロゲイン、リアップ等)は、毛根に刺激を与えて血行を促す育毛剤です。

★18歳以上で、頭部が薄くなっている、薄くなりつつある方に効果がある。

★遺伝性の抜け毛の方に効果がある。

★女性にも効果がある。

★前頭部の抜け毛や生え際の後退については効果が認められていない。

★塗布するタイプの育毛剤。 国内ではミノキシジル系の育毛剤は、一般用医薬品(OTC)の認可を受け、大正製薬からリアップとして製品化されていて、薬局などで販売されています。

当初、問題の成分濃度は、米国のロゲイン(2%・5%)等よりも低く1%に抑えられていましたが、現在では、5%以上の製品も販売されています。

男性型脱毛症診療ガイドライン(日本皮膚科学会)は、男性症例に対しては5%、女性症例に対しては1%ミノキシジル外用液を外用療法の第一選択薬として推奨しており、 育毛剤等を購入するさいの目安にもなっています。

リアップは、一般用医薬品として薬局等で普通に購入できます。

リアップが国内で承認されるに当たっては、新しい成分を含む新薬を直接、一般用医薬品とするダイレクトOTCという特例的な措置がとられ話題になりました。

通常は、育毛剤に限らず医療用医薬品として承認され、医師の監視下で安全性がある程度のレベルまで確認されたあとに一般用医薬品として承認されるところを、 海外における安全性の実績などを理由にメーカー側に押し切られ、一般用医薬品の承認のもと熱望する利用者へ提供されることとなったようです。

《ミノキシジルの副作用》

最も一般的なものは頭皮の痒みで、ミノキシジルの外用薬に含まれる非作用成分プロピレングリコールに対するアレルギー反応がしばしば見られています。

多量のミノキシジルは低血圧の原因となる可能性があり、日焼けした頭皮にワセリンやトレチノインと併用すると薬剤の過剰な吸収が起こることが知られています。

また、塗布部分の皮膚下で成分が拡散し、塗布部分以外の毛細血管まで活発にしてしまうことから、赤ら顔などの症状が出ることもあります。


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